高知県の旅行支援でお得に楽しむ

06_四国地方

 現在、各都道府県による「県民割り」が実施され宿泊費が半額支援がされています。(上限5,000円)10月11日から全国の旅行支援に変わり、40%支援に切り替わるそうです。

 また、高知県の「県民割り」は四国全域まで適用範囲が広がっており、香川県在住の私も利用できるということで、この週末に四国カルストまでバイクツーリングに行ってきました。

 それから、週末は、二輪車定率割引といって、100km以上高速道路をETCで利用する場合、正規料金(ETC割引前)の半額になるというキャンペーン(22年11月末まで)もあったので、これはお得にバイクでの旅を楽しめる、とウキウキで出発しました。

 つまり、宿泊代、高速代とお得なので旅に出る…ということです。(赤面)

連休の天気は今一つ

 楽しみにしていたツーリングですが天気予報は今一つ。しかも後半は雨が降るとの予報でした。そこで、予定を8日(土)から9日(日)の昼すぎまでに帰宅し、雨に濡れずにすませようと企てました。(笑)

 工程は、松山自動車道で伊予西条ICまで行き、日本で一番長い「無料」のトンネル「寒風山トンネル」を通り、帰りは、横浪黒潮ラインという明徳義塾高校のある、太平洋沿岸地域を通って、高知ICから高速を利用というルートです。

こんか感じです。

 しかし、そうはうまく行かないですね。8日(土)は晴れ予報だったので午前8時ちょうどに出発したのですが、往路の高速道路で新居浜あたりで早々に小雨が降って来ました。寒かったのですが、なんとか予定の伊予西条ICまで耐え、降りてひと休み。

伊予西条ICを降りて休憩、バイクが濡れてしまいました…

「トンネルを抜けると…」

 日本一長い無料トンネル「寒風山トンネル」の存在は、四国に住んでいた時にも噂はかねがね…、今回ようやく通ることが出来たのですが、思っていた以上に普通です。それもそのはず、供用が1999年ですから、すでに23年の月日が経っています…。全長はなんと5,432m。長いですね。愛媛県側をバイクで登って来たのですが、非常に寒くてカッパを着ていても寒かったです。しかし、トンネルの中はそれほど寒くなく、「トンネルをぬけると…」そこは、高知県。すこし暖かでした。途中、「あたたか高知県」などと看板があったのですが、体感出来ました。また、高知県では雨が降っていなかったようで、路面も乾いていました。

道の駅で休憩を取りながら、昼食もささっと済ませる

 道中、道の駅木の香温泉、633美の里など、魅力的な道の駅があったのですが、四国カルストまでは距離があるため先を急ぎます。

昼食は633美の里でそば(580円)をすすります

四国カルスト

 13:00頃ようやく、絶景、四国カルストに到着です。天気は今一つですが、やはり気持ちの良い景色です。カルストテラスには、四国カルストの出来た理由や動植物の紹介がありますので、そちらでのお勉強も結構楽しいです。

観光地価格と思いがけないサービス

 自販機があったのですが、温かい飲み物がなく、出店のカルスト珈琲に並びます。(待ちが発生していました。)ドリップ珈琲に時間がかかっているようなので、比較的早くできるというココア(600円!)を注文しました。人力で上げる山小屋ならば、1,000円でも納得価格なのですが、こういう観光地価格は少々萎えます…。

 天気も良くなってきましたので気を取り直します。

周辺は散策路もあって牛も放牧されています。アナグマ?らしき動物も見かけました。

 ココアがそこまで熱くなく、また身体が冷えて来たので、もう一つの誰も並んでいないキッチンカーでおでんを注文しました。「おでんは何がありますか?」「大根と厚揚げもらえます?」などと会話を交わしたのですが、どうもご主人、慣れていないご様子です。しばらくして呼ばれて行くと「今日から始めたんで、宣伝かねてサービスします!宣伝して下さいね。」なんと、無料で「大根、ジャガイモ、厚揚げ、練り物」を頂きました。先程の萎えた気持ちが急速に元気を取り戻します。(笑)辛子でなく、柚子味噌を使っていて美味しかったです。お値段は不明です…。行列もありませんし、是非、ご賞味あれ…(宣伝です。)

宿泊は四万十町

 四万十川は全国的に有名ですが、高知県には四万十市と四万十町があります。今回は山あいにある四万十町十川という地区にあるゲストハウスにお世話になりました。個室で4,800円が県民割りで2,400円となり、宿泊の前後の2日間だけ有効の2,000円分のクーポンをもらえます。

静かなまち、十川地区

 飲食店は3軒しかない、ということで近くのスーパーで夕食を購入です。

四万十川では、カヌーをやっています。

JR十川駅に来る一両のJR予土線。コラボ列車となっていてカラフルでした。

街道沿いに干されている稲。田舎のおばあちゃん家に来たようです。

横浪黒潮ラインでひのきの箸を買う

 2日目は、須崎市から海沿いの横浪黒潮ラインをツーリングです。この絶景です。このあたりは断崖絶壁が多く、高知市から西へ向かう国道や高速道路は山側を通過していまいます。

 途中、絶景で写真を撮るためにバイクを止めると、なにやら無人販売所が…。

 なんと、木工品の無料販売所。左手にある、ひじょうに軽い「ひのきの箸」を購入しました。お値段100円!

 バイクは、風を切るのでやっぱり寒いですね。休憩場所近くに三陽荘という旅館があって、無料の足湯がありがたいです。普段は足湯に入ることないのですが。

 最後は、「JAとさのさと」という高知市内の直売所で、クーポンを利用した買い物と、昼食で「しらす&どろめ丼、刺身盛り合わせ付き定食」1,650円で満足しました。(ちなみに、こちらの安芸しらす食堂ではクーポン使えませんでした。残りのクーポンはガソリン給油で使いました。)

最後に

 泊まった宿が半額になったのですが、高知県では、さらに「高知観光リカバリーキャンペーン」というのがあって、往復の交通費が最大5,000円キャッシュバックされるというのです。宿主の方に証明書を書いて頂き手続きをすると、高速道路代や飛行機代などの公共交通費、レンタカー代なんかが該当するそうです。(ガソリンなどは対象外だそうです。)

 それらも考慮すると、今回の旅費はこんなです。

 高速代(高松中央~伊予西条)1,660円 ⇒リカバリーキャンペーンで無料

 宿泊代 2,400円

 高速代(高知~高松中央) 1,900円 ⇒リカバリーキャンペーンで無料

 ガソリン代:約2,200円(バイク燃費38km/L)

 クーポンで、-2,000円

 様々な割引を考慮すると、2,600円しか手出しがないことに…。食事やら温泉やらは別料金ですが、格安にもほどがある…。「旅をしなければ損」今は、そんな時期ではないでしょうか。皆さまも、是非是非、お得に旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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