高松市の街中の観光地と言えば、栗林公園(りつりんこうえん)。国の特別名勝に指定されている日本庭園です。四国では、松山と言えば道後温泉、高知なら龍馬像のある桂浜、徳島なら阿波踊りとイメージできるシーンがあるのですが、高松は全国的なイメージがありません…。正直に告白すると、私も高松に来るまで栗林公園を知りませんでした…。
入口は2箇所
正面は東口になります。中央通り(国道30号)に入口があります。入場料(410円)を支払って入ると、正面に借景の紫雲山(しうんやま)がお目見えします。
東口の入場券を購入する窓口です。
もう一つの入り口は北口です。
昔からの市街地からの入り口で、JR高徳線の高架橋が見えます。
園内は広い!
園内は16haあるそうです。1haは、100m×100mですので、だいたい野球場くらいのサイズです。16個分ほどある計算になります。借景の紫雲山を加えると、75haほどあるそうです。
有名な景色はこれ
栗林公園のポスターの写真は、だいたいこれです。池にかかる太鼓橋、後ろには紫雲山があり、整った構図で見応え十分です。しかし、園内は16haもあり、実は見所が多い栗林公園。一部をご紹介していきます。
中央にあるのが商工奨励館
中央の広い広場にあるのが、商工奨励館の建物です。1Fには絵画や栗林公園の写真が展示されていて、2Fには高松の工芸品のソファがあって休憩スペースとなっています。2Fの窓から庭園を眺められる席もあるのでお勧めです。4つの建物が廊下でつながっていて、カフェや高松工芸(丸亀うちわ、漆器)の展示があります。日本庭園にいきなり、高松の工芸品…って、という印象もありますが、実は高松は工芸も盛んだったそうで、県庁近くには、香川漆芸研究所があったり、県立高松工芸高校があったりします。
建物わきの木がものすごく大きい。樹齢110年ほどの杉だそうです。意外と樹齢が短い…。
2Fの工芸品の休憩スペース
高松の工芸品
風情のあるシーンを楽しめます
掬月亭と言われる大茶屋で、イベントなども開催されています。すみません、読み方が分かりません…汗。
咲き始めた梅と一緒に
滝もあります
紫雲山から流れ落ちる桶樋滝。残念ながら人工の滝だそうで、かつては人力でくみ上げていたそうで、この名がついているのだそうです。今は、ポンプでしょうね。
都会が顔を出します
時々、周辺の高い建物が顔をのぞかせますので、都心であることのギャップを楽しめます。札幌の中島公園も同じような感覚を感じました。
珍しい鳥も
まだまだ様々なシーンが楽しめます
あやしい形をした枝の松
古墳???
突然、こんなものが出現。日本庭園に似つかわしくない…と思いつつ・・・
近づいてみると、扉のようなものが・・・
窓が開くのでしょうか・・・?
中央に、直径数ミリの穴があります。
そこから覗くと・・・こんな堀が見えます。
かつて、警戒心の強い鴨をこのように取っていたそうです。
実際の道具はこちら。
最後に
いかがでしたでしょうか。実は、まだ紹介しきれないほど見所があります。意外と言っては失礼ですが、色々楽しめる栗林公園。入場料410円で2時間以上楽しめます。それだけ長くいると、足が疲れますが、カフェや茶屋、所々にある休憩所などあってゆっくり見て回れます。これから訪れる春の散策には持って来いの場所です。ぜひ楽しんでみて下さい。
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