春の部終了(瀬戸内国際芸術祭2022)

06_四国地方

 5回目を数える、瀬戸内国際芸術祭2022の春の会期が5/18で終了しました。5/17に小豆島に出張があったので、朝早いフェリーで仕事前に少し巡って来ました。

迷路のまち

 小豆島の港町、土庄(とのしょう)は外敵などに備え、狭い路地の入り組んだ「迷路のまち」となっています。こんな路地を巡るのは結構楽しいのですが、飲食店や商店などがあると巡り甲斐があるのですが、住宅地ばかりですとただの「不審者」になりかねないですね。(笑)

 そういう意味では、瀬戸内国際芸術祭で路地を巡る目的ができるのはありがたいことです。

アートの威力

 昨今、空家の増加が全国で問題となっていますが、ここ土庄でも廃屋が増えているようです。ここ土庄では、その立ち入り禁止の廃屋を、迷路のまちで探して巡る「立入禁止」というアートとなっています。

 ネガティブな廃屋ですが、それを探して巡るというポジティブなものに変換することができるのが、アートのチカラなのかと感心させられました。実際、探すのが少々難しく、それが面白みを増しています。

 こちらは、かつて大阪城の石垣の石を小豆島から切り出していた時代の陣屋跡だそうです。立ち入り禁止です。

建物には、蔦(つた)が生えています。

こちらは、普通の廃屋の民家です。壁の中は竹と泥でできた伝統的な壁であることが分かります。エアコンの室外機があるのが、ちょっと前まで住んでいたころが伺えます。

迷路にあるアート

 こんな迷路にあるアートを一部ご紹介します。

こちらの一軒家は、壁や窓が何か変…と思ったら、瀬戸芸のアート作品でした。

入口を入るとこんなです。初めての感覚に圧倒されます。

路地のまちをご紹介

ここ土庄には、立派な五重塔があります。西光寺です。高台にあって、かつて、土庄の街が一望できたのだとか。今回は、時間の制約で訪問できませんでした。

路地裏のスナック「より道」こういうのが絵になりますね。閉店しているお店が多い中、しっかり営業しています。

春の会期を終えて

 暑くも寒くもないこの季節、散策には持って来いの季節ですね。夏の会期はアート巡りも少ししんどくなりますので、もっと行っておきたかったというのが感想です。

 次回の夏開催(8/5~9/4)を楽しみにしたいと思います。ない、屋外アートであれば、会期以外でも鑑賞することができます。

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