レトロな景色

ライフ

 私の地元の駅前が再開発に向けて、デパートの取り壊しが行われていました。一度なくなった建物やその風景は戻ることはありません。古い建物や街並みを大事にしたい気持ちが出てきました。

福岡のまち

 先日、Youtubeで福岡の不動産屋のチャンネルを視聴していたら、東京出身のその方が福岡の良さをよくアピールしていて共感していたのですが、福岡のマイナス面として、すぐに建て替えをして古い町が残っていない、ということを言っていました。なるほど、思い当たる節がありました。

香川のまち

 そんな意識の中、高松でも都心で古い建物が取り壊されており、また、黒川紀章が設計した旧香川県立体育館、通称「船の体育館」も取り壊し計画に対して、地元企業体がホテルとして再生する提案をしていました。

瓦町駅東口

 高松の中心地の駅である、ことでん瓦町駅は、1990年代に再開発されました。西口の繁華街はその頃をピークに空洞化が進み、先日、旧ダイエー跡地がようやく解体されました。

 一方、東口は住宅地が広がっており、駅前の開発はほとんどなく、こんな古い建物がまだ残っていました。

 3階建ての1階には、高松商業高校生御用達のたこ焼き屋があります。

こちらは、私も見たことのない古い2階建ての建物です。戦後すぐ~昭和30年代頃の建物でしょうか…。

船の体育館

 初めて見た時の衝撃は忘れられません。聞けば、建築家、黒川紀章の作品だそうです。

なかなかの威容を感じます。海にほど近く、宇高連絡船の発着地であった高松という立地もあって「船」をコンセプトにしたのかも知れません。

まさしく、誰もが「船」をイメージさせる建築です。

周囲は住宅街で、突如この景色が現れます。

現在、解体工事が発注されており、立ち入り禁止です。地元企業体の提案は、県に受け入れられるのか、県民の注目が集まっています。

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