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2泊3日で行く北海道、お勧め3コース

 休みを取って旅行する…、働いている一般の人ですと2泊3日が最も多いケースではないでしょうか?

 かくいう私も、これまで約20回北海道を旅したものの、新千歳空港を拠点に2泊3日で回れるコースを探し、出来るだけ多くの地を訪れました。

 そこで、初めて北海道を旅行しようと考えている方に、新千歳空港を拠点とした3泊4日で回れるお勧めコースをご紹介します。今回は最も定番な、夏休みを前提とします。(料金は2020年6月現在)

① 定番! 札幌・小樽コース
  (街・運河:電車で行く、移動距離:約200km)
② 感動! 富良野・美瑛コース
  (花・丘:レンタカー利用、移動距離:約400km)
③ 癒し! 登別・洞爺湖・定山渓・支笏湖コース
  (温泉・湖:レンタカー利用、移動距離:約350km)
 定番! 札幌・小樽コース(街・海)

 初めての北海道ならまずは札幌を訪れたい所です。空港からJR快速エアポートで40分1,150円。昼前後に空港に着く便で北海道入りすると、お昼を札幌で、というのもアリです。

札幌駅、立派です

 定番の大通公園や時計台も、陽気が良く、荷物を預ければ札幌駅から真直ぐ南へ歩いても行けます。(15分程度)大通公園では、短い夏を満喫すべく、ビアガーデンが賑やかです。

大通公園のビアガーデン

 大通公園から南のエリアが北海道一の繁華街「すすきの」です。静かにゆっくりしたい方は、中之島公園が都会のオアシスとしてお勧めです。様々な飲食店が立ち並び、北海道の食を満喫できます。

 すすきの夜の食は、何でもあるのでお好みで。私ですと、海鮮系の居酒屋、そして〆に味噌or塩ラーメンを欲してしまいそう。

 1日目の夜は、札幌に宿泊です。

 2日目は、天気が良ければ札幌市街全体…いやいや北海道の広さを実感できる高台、藻岩山ロープウェイをお勧めします。

 その他、博物館好きであれば、札幌駅周辺の旧道庁(現在修復中)や北海道大学博物館が安価で、北海道の開拓の歴史やアイヌ文化など、北海道に浸れてお勧めです。

 2日目の夕方は小樽に移動します。札幌からJR快速エアポートで45分750円とすぐです。途中、右手に海が見えますので、右側の窓が見える位置をお勧めします。

小樽の冬はこんなです

 小樽駅前からは真直ぐ下り坂が伸び、海が見えます。こちらを海に向かって坂を下ると、10分もしないうちに大通りにぶつかり、そこには有名な小樽運河があります。周辺には出抜小路が観光街となっています。

 2日目の夜は小樽に宿泊、そして寿司を堪能します。そして、夜の小樽運河もまた良いものです。

 3日目最終日は、お土産の買物を中心に観光を進めます。まずは、小樽の観光街で買い物を。昼前には、快速で札幌へ移動します。ランチは、これまで海鮮だらけでしたので、ジンギスカンや帯広名物の豚丼などお肉系はいかがでしょうか。

 そして、初日に気に入ったものや、買い忘れたお土産など買物をして、札幌駅から快速で空港へ。

 新千歳空港は、日本の空港の中でもお土産物売り場が最も広い空港として有名です。何でも揃います。(ただし、空港価格です…)

 午後の便で千歳を経ち、帰路に着きます。

② 感動! 富良野・美瑛コース(山・丘)

 このコースの交通手段はレンタカーです。空港から富良野まで、高速道路を使って約2時間で南側から富良野へ。下道ですと2時間半で北側から富良野へ入ります。

 お勧めは下道で、三笠市経由のコースです。理由は、高速道路は楽ですが、せっかくの北海道の景色を堪能できません。時間もそこまで短くありませんし。道中のお勧めスポットは、三笠市立博物館、三段の滝ですが、空港郊外の道中もいきなり北海道らしい広大な農地の景色となります。

 富良野に着くのは夕方ですね。1日目の夜は富良野宿泊です。

 自然豊かな富良野ですから、できれば街中のビジネスホテルのような所でなく、景色の美しいペンションや民宿、ゲストハウスを強く推薦します。

 さて、二日目は富良野観光です。かつてはドラマ「北の国から」のロケ地「麓郷(ろくごう)」に観光客が押し寄せたそうですが、駅前にあった博物館も今や閉館しました。それでも展望台もありますし、一度は訪れてみてよい所です。

 夏の富良野といえば紫色のラベンダーの花。ファーム富田が最初に鑑賞用としたそうです。なんと当時から入場料が無料なのです。感謝です。最盛期は7月の連休頃ですのでお盆休みに訪れた方はラベンダーの時期は過ぎているかもしれません。ただ、様々な花が年中植えてあり、楽しませてくれます。なお、7月の連休は一年で最も富良野が混雑する時期だそうです…ご注意下さい。穴場は、早朝5時頃にファーム富田に行くとゆっくり鑑賞できます。(お店は閉まっていますが、早朝でも入れます。)

ファーム富田

 二日目の夕方にはお隣、美瑛町へ移動し宿泊です。

 最終日は、まずは早起きして朝食前に、青い池の訪問をお勧めします。夏休み期間は混雑するためです。ちなみに、池の青さはマグネシウムが混ざっているためだそうです。

天気が悪くても美しい丘

 朝食後は、美しい丘をドライブ下さい。また、美瑛の丘を広めた写真家前田真三氏(故人)の写真館「拓真館」(料金無料)も是非訪問下さい。その他、北西の丘、マイルドセブンの丘、セブンスターの木、親子の木など主要スポットをレンタカーで回ることをお勧めします。

拓真館

 最終日は、新千歳空港まで2時間~3時間かかりますので、その移動時間を考慮した行動となります。飛行機はぜひ夕方~夜の便として目一杯美しい景色を目に焼き付けて頂ければと思います。

 いいイメージを持って帰路に着いて頂ければ、必ずや「再び北海道を訪れたい」と思って頂けると思います。こう思えれば素敵な旅になった証拠です。

③ 癒し! 登別・洞爺湖・定山渓・支笏湖コース  (温泉・湖・山)

 こちらのコースもレンタカーでの移動となります。まずは、空港から国道36号を南下して登別温泉を目指します。下道でも1時間半程度です。

 途中のお勧めは、空港からほどなくして、ノーザンホースパークがあります。馬に触れあれる公園です。(入場無料)また、国道36号沿いには、道の駅ウトナイ湖があり早めの休憩ができます。

 苫小牧市を過ぎると海沿いの長い直線道路(北海道らしい)を進むと、白老町に入ります。白老町にはアイヌ文化を知ることができる博物館「ウポポイ (民族共生象徴空間)」がお勧めです。

 一日目の晩は、日本有数の登別温泉で体を癒して下さい。アイヌの人たちも薬湯として重宝していたと伝えられています。

 二日目は、洞爺湖を目指します。途中、室蘭のつり橋「白鳥大橋」を眺めてみてはいかがでしょうか。ちなみに室蘭は、カレーラーメンが有名です。

白鳥大橋

 洞爺湖の手前には、ある日突然山ができた「昭和新山」に寄り道下さい。いまも煙が燻る火山を見ることができます。

昭和新山

 その後は洞爺湖半でゆっくり休憩して下さい。静かな湖を楽しむことができます。また、湖畔からは、山の上にサミットが開かれた「ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ」を見ることができます。

洞爺湖

 その後は、羊蹄山の雄姿をドライブで楽しみにながら、京極町のふきだし公園をお勧めします。道の駅(名水の郷きょうごく)が併設されています。ここは、羊蹄山の湧水が豊富な公園で夏でも涼しさを味わえる緑多い公園です。

 その後、二日目の晩に泊まる定山渓温泉を目指します。

雄大な羊蹄山
京極町のふきだし公園

 定山渓温泉は、札幌からもほど近い温泉街で、奥座敷とも表現できるかと思います。

 最終日は、飛行機の時間に合わせ、途中、日本で2番目に深く、日本最北の不凍湖である支笏湖を訪れて下さい。水質日本一に何度もなったことのある透明度の高い湖です。

静かな湖、支笏湖

 温泉と湖をひたすら満喫できるコースです。少しマイナーでニーズは限られるかも知れませんね。場合によっては、札幌や富良野には訪問したことがあって、他の地域を探している方に向いているかも知れません。

最後に

 北海道の魅力にハマり、何度も訪問してしまう人は少なくないようです。かくいう私もその一人ですが、これまで何人ものヘビービジターに出逢っています。ただ、道外からですと、どうしても千歳空港中心で2泊3日程度の旅行にならざるを得ません…。そんな、同じ境遇の方にこのような情報がお役に立てると幸いです。

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