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読めない北の地名「音威子府」

 アイヌ語に語源のある地名の多い北海道。読めない地名が多いですよね。そんな中から「音威子府」をご紹介します。

「音威子府」(おといねっぷ)と読みます。鉄道ファンは、かつて宗谷本線と天北線のターミナル駅として音威子府駅が有名でしたので、ご存じの方も少なくないかも知れません。

音威子府駅

 まずは、何といっても「音威子府駅」です。周辺は蕎麦の産地でもあって、駅内の立ち食いそばが有名です。(現在、新型コロナのため休業中)

音威子府駅
新型コロナで駅そば休業中

 駅前にはバス停もありますが、その数1日数本と少なく、路線バス廃止の不安も拭えません…。

 駅の中には、廃止となった天北線の資料館があります。かなりローカルな駅にも関わらず、鉄道ファンが引っ切りなしに訪れていました。

天北線資料館、無料です。
駅のポスターにも駅そばが
駅そば休業中です。
蕎麦の値段は、概ね500円以下の設定です。

 昨今、JR駅が改装され近代的になる所が多い中、改装されながらもローカルな雰囲気が残っています。駅のホームも旅情があります。残された宗谷本線の便数も1時間に1本もない時間帯もあります。何とか存続を続けて欲しいものです。次回は是非鉄道で稚内を目指したいと思います。

音威子府駅のホーム
懐かしい光景ですね
宗谷本線も1時間に1本ありません!

道の駅おといねっぷ

 鉄道から車に交通手段が変わり、拠点として重要になってきたのが道の駅です。ご多分に漏れず、賑やかさがありました。こちらでは、そば屋が営業中で、何組が順番待ちが発生するほどでした。しかし、かけそば530円~と立ち食いソバという気軽さは少々薄れるようです。

道の駅おといねっぷの外観
そば屋営業中、ラーメンもあります。

 その他音威子府村の特産物には、なんと羊羹があるようです。

お土産は何といっても蕎麦…でしょうか

最後に

 いかがだったでしょうか?広大な北海道で一番小さな村「音威子府村」。かつて交通の要衝として発展し、今は蕎麦が有名な静かな村。何もなくとも稚内などへの移動の休憩地として足を止める人が少なくありません。詳しくは、音威子府村のホームページや、音威子府観光協会ホームページをご覧下さい。そして、是非、一度足を運んでみて下さい。

 北海道にはまだまだ読めない地名が数多く存在しています。沖縄も読めない地名が多いですよね。著名な観光地を訪れるばかりでなく、こんな町や村を訪ね、その土地の生活を肌で感じることも旅の醍醐味の一つになります。

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