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旅の天気ガチャにはずれても楽しむ

 日本でも最も早い紅葉を楽しむべく、お彼岸の連休に北海道を訪れました。日本一紅葉がきれいとも言われる高原温泉沼めぐりコースを目指したのですが…、天気は雨。残念ながら今回は断念。その代わりに楽しんだ北海道の旅をご紹介します。

高松から関西空港利用

 高松から北海道への直行便はないため、今回は関西空港を利用しました。休日をできるだけ楽しむため、早朝便を予約。高松港1:00発~神戸港5:15着のジャンボフェリーを利用し、三ノ宮駅から6:15発関西空港行きでアクセスしました。

 ジャンボフェリーは、基本料金が1,990円と非常に安価です。今回は、土日祝+500円、深夜便+500円、そして個室(+2,500円)でベッドを確保し、ゆったり寝ている間に移動します。合計5,490円。

 高速バスは、神戸の三ノ宮駅から関西空港までは、2,000円です。伊丹空港ならば1,070円です。

 関西空港は改修工事中。昔、関西空港がオープンした頃を思い出しました。1994年9月開港とのことですので、あれから28年…それでは、そろそろメンテナンスの時期ですね。

 早朝なので、関西のチェーン、「なか卯」でうどん朝食です。エアロプラザという駅を降りて、第一ターミナルとは反対側のビルの中にあります。

北海道は雨

 飛行機が新千歳空港に着陸すると、機内アナウンスが「只今、新千歳空港に到着しました。千歳市の天気は小雨・・・」窓の外を見ると、ザーザー降りの雨でした。(笑)

 まずは、レンタカーで今回の宿、上富良野町の旅の途中を目指します。途中、ごくごくフツーの味噌ラーメンを食べるため、情報収集なしで道中のラーメン屋で昼食です。岩見沢市の十三里に雨の中立ち寄りました。黄色い麺と味噌の風味…、東日本の味に懐かしさを感じます。西日本ではあまりありつけない味であります。おそらく、西日本の人からするとしょっぱい(関西の表現では、からい)と感じるのではないでしょうか。

日本一の紅葉を断念し、雨の観光へ

 翌日は、早朝出発して日本一の紅葉を…と思っていたのですが、どの天気予報でも雨予報でしたので、夜のうちに断念し、宿で朝食を取ってから出発です。目指すは、三浦綾子記念文学館です。旭川市出身の作家については、ドラマ化された「氷点」しか知らないのですが、せっかくの機会ですの学びたいと思います。休館日が少なく(不定期、HPをご確認下さい。)、カフェの値段もリーズナブルです。

 森の中の素敵な建物ですので、訪れるだけでもよい空間です。

森の中の素敵な建物です。
右手は、カフェになります。
建物側から見た森。美しいですね。
建物内部から森を臨みます。
旭川駅まで一本道です。(歩くには少々遠いです。)

 三浦綾子さんは、20台の頃から病とも戦いながら生活し、40代になってから氷点で作家デビューを果たします。そういった彼女の背景を踏まえて著書を読むと更に楽しめるのではないでしょうか。この日は、三浦綾子生誕100年記念特別企画展 プリズム─ひかりと愛といのちのかがやき─ がやっていました。若いころに死を身近に感じた彼女が、将来への希望といった「ひかり」や、支えて来る人の「愛」、そして「いのち」というものに向き合ったことは想像に難くありません。

旭川でのランチを楽しみます

 ランチを楽しもうとネットで調べ、地元のお寿司屋さんに行くことにしました。せっかく時間が出来たので、混雑を避けてオープンの11:00に店に向かいます。握りランチ、握りと天丼ランチ、ちらしずしランチ、いずれも1,100円という驚異のコスパです。(つい最近まで1,000円だったそうです。)

 昨今、安価な回転寿司や、北海道では高品質でリーズナブルな回転寿司など、大型店の勢いがすごいのですが、こういった地元に根付いた素敵なお店は、是非残っていって欲しいですね。

職人さんが握ってくれています。
エビの出汁が出ています。

晴れ間が出て来たので、旭岳ロープウェイに向かってみるも

 高原温泉の紅葉は飽きらめたものの、まだ紅葉を見ることを諦めきれず、旭川の市内では、昼から陽が差し始めて来たので、旭岳ロープウェイに向かってみました。ここは、日本一早い紅葉として有名で昨年もこの時期に訪れていました。

 しかし、写真のとおりロープウェイ乗り場はガスっており断念。そこで隣接のビジターセンターで大雪山系について学ぶことにしました。

ビジターセンターを楽しむ

 ここビジターセンターは、登山などで訪れる方に登山ルートや、クマ出没、高山植物など、自然を楽しむために必要な情報を提供している施設です。

 中でも、大雪山系の模型に登山ルートが入っているのは分かりやすいかったです。ルートの勾配などもイメージしやすく、平面の地図にはない、まさに立体的な情報が有効に得られます。

 それから、時間があったので動画による大雪山系の紹介ビデオを鑑賞しました。これにより、大雪山系の成り立ち、自然の素晴らしさ、動植物などを学ぶことが出来ました。今後は、登山ルートの説明動画などもあると更に良いと思うのですが、そこまでしたらもう登山しなくても良いかもですね。(笑)これらすべて無料で提供されているのですから、十分楽しめたと思います。

旭岳ビジターセンター
こういった立体的な模型と登山ルートがあると分かりやすいですよね。

天人峡温泉の羽衣の滝を鑑賞

 続いて訪れたのが、天人峡温泉にある羽衣の滝です。温泉目的でしたが、徒歩で往復20分ということでしたので行ってみました。雨の後でしたので水量があって迫力満点でした。

 天人峡温泉は、廃墟となったホテルが並んでいて、営業しているのは1軒。温泉入浴に訪れると、連休期間の立ち寄り湯は15:00までとのこと。時刻は15:45。羽衣の滝に寄らなかったとしても間に合っていませんでした…。

 昔だったら、相当悔しがったと思うのですが、最近では「次に来る理由が出来た」と前向きに捉えられるようになりました。

 天人峡温泉は、羽衣の滝以外にも切り立った柱状節理と言われる岩が圧巻の景観をつくっています。それから、廃墟となった巨大なホテルたちも…。

山を下りると夕焼けが

 天人峡温泉に入れなかったため、再び、旭岳温泉に戻り入浴後、山を下りると天気が回復に向かっていました。きれいな夕日が出ていたので1枚。

帰宅のみの最終日は、なんと晴れ!

 最終日、早朝に宿を出て新千歳空港に向かいます。すると、最終日はいい天気に。今日ならば、高原温泉の紅葉を楽しめたのかも…とも思いつつ、これで来年に楽しみが出来た、と少しニヤつきながら帰路につきました。

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