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往年の名車に乗る

 WRC(世界ラリー選手権)で活躍したインプレッサWRX。チャンピオンは逃したものの元チャンピオンのペター・ソルベルグが駆って活躍したGD8型(通称̝:鷹目)をレンタル。

 初日はあいにくの雨のため汚れる前に撮影。そこかしこにチューナーの「PROVA」のロゴが。

後ろ姿。恥ずかしい程の大きなリアスポイラー。
ブリスターフェンダーはやはりスポーツカーらしいですね。
プローバ製モノブロックのブレーキ・キャリパー

 この大きなブレーキが最高の効きを発生。コントロール性も素晴らしく、やはりブレーキが良いクルマは乗っていて本当に気持ち良いです。

 タイヤはダンロップ・ディレッツァ102の、235-40-18インチと十分なスポーツタイヤ。

ステアリングもプローバ・オリジナルに変更されてました

 異形のステアリングのパワステは重め。それがスポーティを醸し出しているとも言えます。スウェードなので滑りにくく、肌触りも上質です。

レカロ製シート

 評判の良いレカロシートは本当に疲れにくく、今回およそ600km程度走っても腰痛どころか疲れも少なく、ホールド性はもちろん申し分ありません。

内装には、青いアクセントが
助手席側のドア内装
シフトノブも、プローバ・オリジナル

 シフトもストロークが短くカチカチと入り、フィーリングもスポーツしています。シフトの手前には、ドライバーズ・センターデフ。駆動配分を前35:後65~前50:後50の直結状態まで変更できます。今回は、回答性を重視し、ほとんど前35:後65で走行しました。

【エンジン・パワー】

 280ps、43.0kg・mのトルクは、同じEJ型エンジンで、私が乗っていた初期型89年式のレガシィRSの220ps、27.5kg・mから、大幅なパワーアップ。3000rpmからモリモリとトルク感が増し、4000rpmからターボの「キーン」というか「シュイーン」といった音ともに別次元の加速感へ。

 公道でドライブする場合、パワーのある車が普通の車との違いが分かりやすいのは、6速100km/h前後で高速巡行しているところから加速する時で、思うような加速感が得られます。

エンジンはノーマル、それでも異次元のパワー感

【足回り、ハンドリング】

 オーリンズ製のショックアブソーバが入っていて足回りは固く、おまけに取付部はショックを和らげるブッシュを除いたピロ・ボール式です。そのため、凍結によりアスファルトがふくらまないよう設けられている舗装の目地(溝)を乗り越える度に結構な突き上げ感があります。

 しかし、高速道路のICのランプなどの急カーブでの回頭性は絶品で、ワインディングロードを走ると、楽しすぎて永遠に走っていたいと思うハンドリング・フィールです。

なんとレンタカーでピロ足…、そうそうないですよね

 さらにモノブロックの大きなキャリパーのブレーキは、制動力が強いだけでなく、コントロール性に優れ、ブレーキングが楽しくなります。個人的にはブレーキ・フィールの良いクルマが好きです。(高いクルマはブレーキ・フィールが良い!)

リアにもモノブロックのブレーキ・キャリパー

 タイヤもスポーツ・タイヤを履いていて、フィーリングの良いレスポンスです。

タイヤにも手抜きなし

【外観】

 正直に告白すると、スバルファンの私でもインプレッサはやや不格好な気もします。大きすぎるリアスポイラーも品がなく、おもちゃ感も強いのですが、そこがスバルらしさなのかも知れません。何か憎めない自動車界の「ダサかっこいい」なのかも知れません。女性にはモテないと進言しておきましょう。(笑)

大きすぎるリアスポ。この角度からだとまだ「見れる」かと。
整流用のスポイラーは品がありますね
この角度が最も美しいと思われます
リアビューが美しいのはこの角度でしょうか…

【最後に】

 この型のインプレッサWRXは、2005年~2007年式なので13~15年が経過しています。今回、プローバでこのレンタカー企画のために、わざわざ中古車を入手し車を作り上げたのだそうです。走行距離は52,000km程度でしたので、中古車相場では250万円程度のようですので、そこから手を入れて仕上げたら400万円程度にはなっているのではないでしょうか。また、これだけ程度の良いインプレッサに乗れるのもそろそろ最後の機会になるのかも知れません。スバルファン、インプレッサファンの方には、またとないチャンスです。北海道旅行と合わせて是非お勧めです。

北海道の花畑とインプレッサ
北海道の雄大な景色とインプレッサ
北海道の丘とインプレッサ

関東在住で、スポーツカーや外車をレンタルしたい方は、タイムズ レンタカー ServiceX などがあります。

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